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【地方議員とお金】葬式と香典、首長は税金で選挙活動ができるとは


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議員のお金にまつわるリアルな実態です。
葬式という人生最大のセレモニーから、その地域の政治風土が読めます。
多くの有権者の方にはまったく知られていない話ですが、政治をよくしたいと願っている方には是非知っていただきたい実話です。
身近で根深い政治課題が見えてきます。

こんな疑問に

  1. 議員の、香典、弔電、お金の出どころは?
  2. 葬式で、議員をよく見かけるのはなぜ
  3. 議員は葬式に出るより、議員としての仕事に専念すべきでは
筆者について】
山辺美嗣、もしくは山辺美嗣の情報をもとに夫婦で執筆しています。

やまべみつぐ(山辺美嗣)
通産官僚、国連(ジュネーブ)、独法(ニューヨーク)での勤務を経て、その後県議会議員に。日本初の地産地消政策や、地方議員としてロシアとの直接交渉などを実現しました。保守三つ巴の熾烈な選挙戦や、他の候補者の選対としても活動した経験を基に執筆しています。現在、政治行政のコンサルタント。

やまべちかこ(山辺千賀子)
元人材育成コンサルタント。ニュースキャスターや番組ナレーター(恩師|お茶の水博士・ベルクカッツェ)、女性組織創設運営などの活動を地方で行ってきました。議員の妻としての立場、認知症や身障等の家族(計5人)との暮らしなどで経験したノウハウもお伝えしています。

夫の議員引退を機に、故郷の雪国から子や孫のいる関東に転居。孫4人。

目次はクリックしてご覧下さい。

なぜ「〇〇っぽ議員」という噂がたったのか、ぞっとする実話

ある地方議員は、かさむ香典費に腐心した結果なのか「からっぽ議員」などと陰口を叩かれたと聞きました。
香典「袋」は持ってきたが「中身」が入っていなかったと、あちこちで噂が立ったのです。

香典や弔電は議員活動に必要な経費ではありません。
議員であっても、そのお金はあくまで個人の生活費の中から捻出するのです。

残念なことですが「葬式に来ない議員」「香典を出さない議員」は人間性や財力を軽んじられることになりかねないので、県議や市議、町議や村議などの地方議員は、せっせと葬式に行っては香典をお渡ししているのでしょう。

 


地方議員とは?

県議会議員、市議会議員、町議会議員、村議会議員さんのことです。国会議員ではないってことですね。

日本の地方議員、つまり地元で暮らし、地元で買い物をし、地元の学校で子供を育て、地元で通院し、地元の行事に出かける地方議員は、地域の人たちによく知られています。
ですから、香典と弔電を出したかどうかも、知られてしまうのです。

お通夜も同様です。
今では通夜か葬式のどちらかに出れば事足りる地域のほうが多いとは思いますが、場合によっては両方出ることで地方議員としての面目が保てるケースもあると思います。

地方議員の見栄と言われればそれまでですが、本人だけを責めるのはどうかご容赦いただきたいと思います。

 

「現職の首長は税金で選挙活動ができる」といわれる驚きの一例

さらに驚くのは、首長が、すべての住民の葬式に「お悔やみのメッセージ」を寄せているケースがあることです。
「現職の首長は税金で選挙活動ができる」と言われますが、これもその一例でしょう。


首長(しゅちょう・くびちょう)って何?
首長とは、地方公共団体の長、あなたの住む地元の、市長、町長、村長のことです。

首長は、選挙で選ばれて首長となった人です。
あなたの地元の、市長、町長、村長は、次の選挙も出馬するのかもしれません。

選挙に臨む候補者にとって知名度は重要です。

通夜や葬儀は、多くの人が集まりますから、「知名度を上げる機会」ととらえる人がいても不思議ではありません。
ましてや香典を持ってきたり、弔電を送ってくるとなれば「いいことをしてくれた権威者」として名前が記憶に刻まれるのですから、次の選挙で有利になるのは当然です。

首長にとって、住民の死亡情報を誰よりも早く手に入れるのは実に簡単なことです。
なぜなら葬儀会社などから届け出を受ける側だからです。

死亡届を受け取った公務員である首長の部下は、「首長からのお悔やみのメッセージ」などといった印刷物を、その場で葬儀会場関係者に渡せばいいのです。

すると葬儀会場では、「首長からのお悔やみのメッセージ」が、マイクを通してしめやかに読み上げられるというわけです。

「ご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申しあげますと共に、心からご冥福をお祈りいたします。〇〇首長(市長村長)」
こんなアナウンスは葬儀会場でよく聞くはずです。

そのアナウンスは、生活費から捻出した「弔電」なのか、それとも公務員が葬儀会場に渡した紙、「お悔やみのメッセージ」なのかは、聞き分けることもできませんし、どうでもよいことです。

「ああ、やっぱり首長(現職の市長村長)は配慮ができている」
「それに比べて、弔電すら寄こしてこないのは・・・。」
と、これでは現役首長は間違いなく有利でしょう。

現役の首長は、やろうと思えば、市民サービスという名目で、自腹を痛めることなく、税金で、さまざまなことができるのです。
もちろん確信犯とは限りません。

あくまで、現職の首長の、市長が、町長が、村長が、承知しないところで、勝手に部下が忖度でしている事かもしれません・・・。
ただせめて計算されたかのようなグレーゾーンはなくしていくことは必要でしょう。

もしあなたの暮らす地域が、議員からの香典や弔電が当たり前となっているとしたら、政治風土としてはなかなか問題があると言えそうです。

 

 

葬儀は「〇を売るチャンス」「〇を配るチャンス」なのか

言葉を選ばなくてはなりませんが、地方議員やその関係者の中には、葬式は有権者に「顔を売るチャンス」「金を配るチャンス」だととらえている人がいることも否定できません。

特に気がかりなのは「金を配るチャンス」とされている恐れがあることです。
そこまで計算高くなくとも「もらって気を悪くする人はいない」「とても喜ばれるので欠かしたことがない」と言う地方議員はどこの地方にも必ずいらっしゃると思います。

そうです、香典をもらう有権者さんは
「もらって気を悪くする人はいない」
「とても喜ばれる」
これが現実です。

仮の話として、あなたが身近な人を失くして悲しみに暮れているところを想像してみてください。
「葬式に足を運んでくれた議員」と「そうでない議員」がいた場合、どのように感じるでしょうか。

顔を見かける程度だったとしても、わざわざ手を合わせに来てくれた議員のことを悪く思うでしょうか。

あるいは、あなたの友人が今度の選挙に出馬を予定していると想像してみてください。
とある葬式に、友人の姿はなく、ライバル候補者だけが来ていたとしたら。
友人のことを思うからこそ「友人は差をつけられたかも」と、そんな思いにならないでしょうか。

公職選挙法の解説を読むと「本人が持っていく香典はよい」と書いてあります。
それを根拠に、地方議員の多くは「葬式には本人が行って香典を出してきたほうがいい」と、まわりの人から助言されていると思います。

「公務と重なるから出れない」などと日程の都合で断っても、「だったら奥さんが行くべきだ」「香典だけでも渡すべきだ」などと言われたことも、多くの地方議員なら経験済みでしょう。
このくらい地方議員のまわりの人は「葬式」を大事だと思っているのです。

 


地方議員のまわりの人とは誰?
そこまで助言してくれるのは地域の慣習を知り尽くした地元の重鎮、あるいは心底親切な支援者さんです。
地方議員は地元の支えあっての議員です。
だから支援者は、地域の実情を考え熱心に助言しているのです。

多くの人が喜んでくださるので、生活費を工面してまで「香典」を届ける。
これができる地方議員が一目置かれる。
肯定するつもりはありません。
ただどうかこの実情は知っておいていただきたいと思います。

「香典は無駄、議員は葬式に行かなくてもいい。が、うちの葬儀に来てくれた議員、香典を持ってきた議員には感謝している
…この辺りが一番現状に近いかもしれません。

赤信号、みんなで渡れば怖くないのでは?

議員がみんなで「香典はやめよう」と決めればよさそうなものですが、この問題の旗振り役を誰がするのかが、難しいのです。

「みんなが喜んでいることをやめよう」という議員は、票がとれなくなるでしょう。
有権者の多数派が「香典歓迎」であるなら、熱心な支援者ほど、議員に対して「葬儀には欠かさず行って香典を渡してくるように」と助言するでしょう。

そうではなくて多くの有権者が「香典は無駄、葬式に行くより議員の仕事しろ」と考え、それが有権者の多数派の声であるなら、「みんなが無駄だと言うことをしていては票がとれない、香典は持っていくな」ということになるかもしれません。

そもそも葬儀や香典のことはあくまで個人的な事とされているので、他の議員はどうしているのか、どう考えているのか、実態が分かりづらいのです。
が、葬儀には議員を見かける、これが現実です。

議会の会派などで「葬儀参加は〇親等以内にとどめること」等としてしまうのはいかがでしょうか。
コロナで密を避けることもあり、葬式がシンプルになりました。
本件をとりあげるにはよいタイミングかもしれません。

 

なぜ葬式で、議員【県議、市議、町議、村議】をよく見かけるのか

日本の地方には、今も
「あの家は三代前が〇〇県から移り住んできた」
「あそこの次女は出戻りで隣町に住んでいる」
など、ディープな個人情報を知り得る関係性があります。
そんな地方では、地元に住んでいる地方議員の暮らしぶりは、有権者にはよくわかります

葬式についても
「あの議員、瀬戸内さんの葬式には来てたのに、細木さんの葬式には来ていなかった」
などと、まるで議員の務めを果たしていないかのように、地方議員が批判されることがあります。
批判とまではいかなくても
「細木さんの葬式に来ていなかった」
と、多くの人が知るところとなるのです。

ましてや
「細木さんの葬式に、三階議員は来たのに、安田議員は来なかった」
となれば、関係者が黙ってはいません。

「葬式に来ていた」三階議員と比べて、「葬式に来ていなかった」安田議員は引けを取ったとみなされるのです。
特に選挙前などは鬼の形相で問題視する人も現れます。
弔電が届いたかどうかも同様です。

ですから葬式では、地方議員をよく見かけるのです。


香典・弔電問題は、国会議員には関係ないの?
地元選出の国会議員、実は地元に住んでない人がほとんどです。
地元住民にとって、国会議員の日常は見えません。
遠くにいる国会議員に対して、「なぜ葬儀に来なかったのか」などと疑問をむけることもないのでしょう。
ですが、国会議員の秘書を、葬儀でみかけることは少なくないはずです。

 

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「落選したら、ただの人」これが議員の立場です。 知っておきたい議員のリアル、今回は「年金」についてとりあげます。 地方議員には、現在、【議員年金制度】がありません。 「財政難のご時世、議員は身を切れ」と世間の声に共感する一方で、議員の立場になってみる […]

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【①地方議員向けに特化した情報】
既存の議員関連情報(マスコミ報道や選挙マニュアル等)は国会議員を想定したものが中心です。地方議員の実情に合った情報をお探しの方におすすめです。

【②議員当事者ならではのノウハウや実情が豊富】
連続6回当選の元県議会議長が、勝ち抜いてきたノウハウを公開しています。保守三つ巴の熾烈な選挙戦や、他の候補者の選対として培ったノウハウもご紹介します。

【③ 地方議員と支援者への応援情報】
官僚・国連勤務・県議経験者の筆者が、地方議員からは見えにくい「国会議員と地方議員の違い」「他国と日本の違い」をふまえて解説しています。選挙法規等は議員目線で読み解いています。議員活動を支えた妻も、人材育成業の経験を活かし、わかりやすい情報を目指して執筆に加わっています。