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9月12日に自民党の総裁選が始まりました。総裁選ってちょっとなじみがないという方もいるかも知れませんが、簡単に言うと「新しい日本のリーダーを決める選挙」のことです。
この選挙で選ばれた人は、自民党が国会の過半数を占めているので、そのまま日本の総理大臣になります。
でも、「自分は自民党のメンバーじゃないから関係ないよね?」って思う人も多いかもしれません。しかし、私たち国民が自民党員の人たちに意見を伝えることで、総裁選に影響を与えることができるんです。
どうしてかというと、日本中で約110万人の自民党員が投票するからです。あなたの周りにも、自民党員がいるかもしれません。
どうやってリーダーが選ばれるの?
自民党の総裁選の仕組みをちょっと説明します。まず、9月12日に立候補する人が決まって、9月27日に新しい総裁(つまり新しい総理大臣)が決まります。
投票するのは、自民党の国会議員と自民党員で、どちらも367票ずつ、合わせて734票で争います。国会議員はよくニュースで見る政治家の人たちで、一方自民党員は普通の人達が多いといえます。
総裁選が終わると、新しい総理大臣が国会で正式に選ばれて、その後に内閣が組織されます。日本の未来を決める大事なイベントといえます。
何が今の日本に大事なの?
総裁選で争われる政策のポイントは主に3つあります。
1. 経済政策
日本はもう30年以上も経済が停滞しています。お給料が増えない、仕事が少ない、技術が進まない…そんな問題が続いています。このままでは、未来の日本はどうなってしまうんだろう?という不安がみんなに広がっています。
そのため、新しい総理大臣がどんな経済政策を取るかがとても大事です。新しい技術や産業を育てたり、インフラ(道路、鉄道、空港、港湾など)をしっかり整えて、世界と競争できるようにすることが求められています。
2. 安全保障政策
周りの国々との関係も難しい状況です。北朝鮮のミサイル問題や尖閣諸島、台湾海峡の緊張が高まっていて、日本の安全が不安視されています。
新しい総理大臣には、憲法の改正や、より強力な防衛体制を整えることが求められています。また、食べ物を自分の国で作る「食料安全保障」も大切です。もし戦争や災害が起きたとき、食べ物がないと国民が困るからです。
3. 外交政策
外交というのは、他の国との付き合い方のことです。日本は周りの国や世界の中で、どうやって自分たちを守っていくのかが重要です。
毅然とした態度を持って、他の国々から信頼され尊敬されるような外交をしていくことが大事です。特に、拉致された日本人や、海外で不当に拘留されている日本人を救うために、もっと積極的な外交が必要です。
まとめ:あなたも未来を変える力がある!
自民党員は、日本の成人の約100人に1人しかいません。でも、そんなに多くなくても、もしあなたの身近に自民党員がいれば、その人に意見を伝えることができます。それは、日本の未来に大きな影響を与えることになります。
この記事を読んで、ぜひ自分にできることを考えてみてください。あなたの意見が、新しい日本の未来を作るかもしれません。