「議会」と「会議」の違い
「議会」と「会議」の違いは、「組織」と「場」の違いです。
「議会」とは、地方自治体に設置された、重要な事項を討論して決定する自治体の「組織」です。自治体にのみ議会はあります。
「会議」とは、人が集まって話し合う一般的な「場」のことです。社会のどこででも、会議は開かれています。もちろん、議会でも会議が開かれます。
「議会」は「地方自治体」に設置することが、日本国憲法第93条によって決められています。
憲法で決まっているとは知りませんでした。ところで
「議会」は「組織」であるとは、どういう意味ですか。
議会は、会社と同じように「組織」であるという意味です。議会は「議員」で構成され、議長や副議長など、役割を持った「議会役員」がおり、「事務局」には職員が常勤しています。
なるほど! では、会社は良い製品やサービスを提供して利益を出すことを目指しますが、議会は何を目指すのですか。
議会は、重要な事項を討論して決定することを目指しています。
このことを憲法では、「議会は議事機関である」と表現しています。
「議事機関」とは「住民を代表して、重要な事項を討論して決定する組織」であり、議会がその役割を担います。
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「議会」で開かれる「会議」とは
「議会」で開かれる「会議」とは、「本会議」と「委員会」の2つです。
「会議」は一般用語で「話し合いの場」の意味であり、議会でも会議が開かれます。
しかし、議会で開催される会議は「地方自治体の重要な事項を、議員が討論して決定する」ために開くものですから、特別な名前で「本会議」と「委員会」と呼ばれます。
「本会議」と「委員会」の違い
本会議は「議会として決定する権限」があり、議会を代表する会議です。
委員会は「所管分野ごとに」設置され、その分野の議案を審議して、本会議に報告しますが、議会としての決定権はありません。
なお、本会議で討論する「議案」を提出できるのは、首長、一定数以上の議員の連名、および委員会ですが、委員会の議案提出権は、2006年に地方自治法改正で新しく認められたものです。
委員会は、議会としての決定権は無くても本会議への議案提出権があり、本会議と共にとても重要な会議です。
「議会」では何を「決める」のか
議会は、「条例」と「予算」を本会議の議決によって決めます。
議会は、地方自治体(都道府県や市町村)の地域の問題を解決するために重要な事項として、条例と予算を決めるのが役割です。
このため、議会は「意思決定をする議決機関」ともよばれます。
決める以上、決める内容について、住民代表である議員みんなでちゃんと考えること、十分に議論を尽くすことががとても大切です。
首長(都道府県知事や市町村長)には、議案提出権はあっても、
地方自治体の意思を決定する「議決権」があるのは議会だけだからです。
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