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【選挙】街頭演説・駅立ちは通用しない。当選できる選挙の軸足とは。「票田・人脈拡大・出馬準備」【地方議員】

駅でさえ、日中は人がまばらにしかいないような地方で、都市型選挙はできません。
演説を聞いてくださる通行人もいなければ、ビラを配れるような街角もないのです。

世の中の選挙に関する情報は、都市型選挙に偏っているように思えます。
駅立ち、辻立ちをして、ビラ配りをしたり演説をしたり、それで皆さんの選挙区で、票は得られそうでしょうか。

当選を目指すならこれらに過剰な期待は禁物です。
コロナ禍の今は「人がいない」環境での支援者づくりのヒントとしてもご参考になれば幸いです。

 

こんな方に

  1. 支援者を増やしたい
  2. 駅立ちや、ビラ配りしたくても、人がいない田舎で、どうしたらいいのか
  3. どうしたら知り合いを増やせるのか
【筆者やまべみつぐ/編集やまべちかこ】について
やまべみつぐ(山辺美嗣)
通産官僚、国連(ジュネーブ)、独法(ニューヨーク)での勤務を経て、県議に。日本初の地産地消政策や、地方議員としてロシアとの直接交渉などを実現しました。その後、県議会議長に就任。保守三つ巴の熾烈な選挙戦を経験し、他の候補者の選対としても活動しました。現在、政治行政のコンサルタント。

やまべちかこ(山辺千賀子)
元人材育成コンサルタント。産業カウンセラー・ローカル局ニュースキャスター・ナレーター(恩師|お茶の水博士・ベルクカッツェ)・女性組織創設運営など、仕事の経験と、議員の妻としての立場、認知症や身障等の家族(計5人)との暮らしなどで経験した暮らしのノウハウ等もお伝えしています。

議員引退を機に、故郷の雪国から子や孫のいる関東に転居。孫4人。

目次から、お好きなところをクリックしてご覧いただけます。

「街頭演説、駅立ち、辻立ち」を、人がいないところで、どう考えるか

支援者拡大のためには、街頭演説やビラ配り、駅立ちや、辻立をすればいいんですよね

それで当選できるとは思えません。
少なくとも、日中、駅に人がまばらにしかいないような地方で、駅立ちや辻立ち、街頭演説では、票は得られないでしょう。

浮動票が狙えるのは、地方でも都市部だけです。
そうではない地方では、日頃から地域活動に関わっていかないと、票を得ることは難しいのです

 

地方ならではの「しがらみ」は避けたいとお考えになる方もいらっしゃると思います。
ただ地方で立候補を考えているのなら、

しがらみは、積極的に築き、生かしていくことで、はじめて有権者から票を投じていただける

こうお考えになったほうがよいでしょう。

濃密な地縁関係の中で、選挙をたたかっていくことになる以上、常日頃から、しがらみの中にこそ軸足を置くことが大切です。

たとえば、出馬表明後に知り合いに応援を頼むと、こんな風に断られます。

候補者の支援をしたくないときの返答

「地元に〇〇議員がいるので」

「会社の関係で〇〇議員を応援させられていて」

「実は親戚が〇〇議員」

「〇〇議員とは同級生なんだよ」

 

がんばるくん
石を投げれば議員の知人に当たる、地方の選挙はこう考えておくといいね

しがらみは、義理堅さの裏返し

有権者は、なぜ、たった1票のために、わざわざ投票所まで足を運んで、投票してくださるのか

たとえば、こんなつながりがあるから、有権者はわざわざ投票にでかけてくださるのです。

Aさん「高校の先輩らしいんだよね、あの候補者」
Bさん「親会社から〇〇候補者、宜しくって」
Cさん「あの候補者は昔からPTAの世話をよくしてくれてる」
Dさん「あの候補者、いつも買い物にきてくれるお客さんの親戚だってさ」

有権者の投票は、こうしたしがらみの中で行われます。

しがらみは、しがらみと思うから息苦しくなりますが、そこには人と人の義理堅さがあるのです。
義理堅い方々のお力こそが「投票行動」につながっているのです。

たった1票のために、わざわざ投票所まで足を運んで、投票してくださる。
このありがたみを、涙をもって感じられる日、それこそが、あなたが目指す「当選」です。

 

縁もゆかりもない人が、ふらりと「地方で議員にでもなってみるか」と、職業選択の一つとしてやってきたとしても、当選することは難しいでしょう。

しがらみがないそんな人が、仮に「街頭演説をして話題になった」としても、その人に投票する人は少ないのです。

しがらみ≒義理堅さ と考えると、地方選挙が見えてきます。
義理も恩義もない人に対して、わざわざ投票に行く有権者は、本当に少ないのです。

「政策」「志」「能力」に軸足を置いた選挙では勝てない

義理堅さで地域が成り立っている、これが地方選挙だということを理解しておかないと

「よい政策こそ選ばれるべきだ」
「志が高いから当選するのが当然だ」
「有能だから議員にふさわしい」

なとどいう選挙活動を展開してしまいます。

残念ですが

「政策」「志」「能力」に軸足を置いた選挙では当選できません。
これらは「あなたの話なら聞いてみよう」という関係性をつくってから、しか、伝わりません。
地域の「がらみ≒義理堅さ」の中に、自らの立ち位置を築かない以上、有権者は聞く耳もみる目も持ってくださらないのです。

 

たった1票のために、わざわざ投票所まで足を運んで、投票してくださる。
この義理堅い方々とのご縁を、大切にひとつひとつ積み重ねていきましょう。
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【①地方議員向けに特化した情報】
既存の議員関連情報(マスコミ報道や選挙マニュアル等)は国会議員を想定したものが中心です。地方議員の実情に合った情報をお探しの方におすすめです。

【②議員当事者ならではのノウハウや実情が豊富】
連続6回当選の元県議会議長が、勝ち抜いてきたノウハウを公開しています。保守三つ巴の熾烈な選挙戦や、他の候補者の選対として培ったノウハウもご紹介します。

【③ 地方議員と支援者への応援情報】
官僚・国連勤務・県議経験者の筆者が、地方議員からは見えにくい「国会議員と地方議員の違い」「他国と日本の違い」をふまえて解説しています。選挙法規等は議員目線で読み解いています。議員活動を支えた妻も、人材育成業の経験を活かし、わかりやすい情報を目指して執筆に加わっています。