でもどうやって支援者を増やしたらいいのでしょうか。
本記事は、「人がいない地方」で「支援者を増やす」ための、はじめの一歩の踏み出し方についてご紹介します。
コロナ禍の「人がいない」環境での支援者づくりのヒントとしてもご参考になれば幸いです。
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- 【やまべちかこ】元人材育成コンサルタント。議員の妻の立場で経験した暮らしのノウハウ等もお伝えしています。
【仕事の経歴】人材育成コンサルタント・産業カウンセラー・ローカル局ニュースキャスター・ナレーター(恩師|お茶の水博士・ベルクカッツェ)・女性組織創設運営。
【暮らしの経歴】認知症や身障等の家族(計5人)との暮らし・生家倒産・議員の後添え・本家長男の嫁・夫の議員引退を機に、故郷の雪国から子や孫のいる関東に転居。
こんな方に
- 支援者を増やしたい
- どうしたら知り合いを増やせるのか
- 駅立ちや、ビラ配りしたくても、人がいない田舎で、どうしたらいいのか
目次から、お好きなところをクリックしてご覧いただけます。
人がいない、どうしたらいいのか、駅立ちやビラ配りは無理。
コロナで、通りには人がいません。
選挙でないときにこそ、演説をしたり、ビラ配りをして支援者を増やしたくても、いったいどこでしたらいいのでしょう。
でも地方では、もともとそうなのです。
日中は、車が走っているのを見かける程度で、人がいない。
そんな環境でいったい何ができるのか。
ひと言でいうなら「こちらから会いに行く」です。
通りすがりの人がいない以上、それしかありません。
地方議員の妻として実際に私がしていたことのノウハウも、このブログではご紹介しています。
本プランは、議員を目指すご本人が行うと一層効果的でしょう。
本人が忙しい場合は、筆者のように代理人の方が行っても功を奏すると思います。
日頃からどのように「有権者のみなさん」に関わっていくのか
地元の活動や行事をしらべる
まずは、有権者の皆さんがしている活動や行事をつぶさに思い起こしてください。
そこに関わっていくことが大切です。
そもそも、自分が立候補する選挙区の有権者の方々の日々の様子をご存知ですか?
どれだけの人と、現実に関わって暮らしていらっしゃいますか?
街頭演説やビラ配りでみかけた程度の有権者を「知っている」とはいえないものです。
選挙区内の小さな行事情報も収集しましょう。
コロナ禍でとりやめとなっている行事も多いですが、それでも何かみつかるものです。
行事が無くても、行事をするはずだった「会」そのものはあるのです。
お店もあれば、施設もあるのです。
【例】
町内会、PTA、児童クラブ、消防団、青年団、婦人会、商店会、会社の慰労会、同窓会、清掃活動、ボランティア活動、伝統行事、神社仏閣行事、運動会、文化祭、収穫祭、世代間交流会、盆踊り大会、勉強会、講習会、周年行事
いろいろ思い当たるものがみつかりそうででしょうか。
見に行く、聞いてみる、話しかけてみる
見に行くだけ、立ち寄るだけ、参加するだけでも有益です。
何もやっていなくても、関係者がみつかれば、その方に電話するだけでもいいのです。
その行事や会に関与している有権者の方々と関わるにはどうしたらいいか。
世話役を引き受けるなど、有権者の方のお役に立つための、無理のない手段はないか。
そういう視点で観察してみてください。
公民館などで、文化祭や収穫祭などをしていることがわかれば、まずは足を運んでみることが大切です。
取り止めになってるようなら、その確認をするとよいでしょう。
これが、支援者拡大のための、はじめの一歩です。
※ 現実に話しかけるだけではなく、ネット活用での「話しかけ」「よびかけ」もご検討くださいね。
まずは「有権者のみなさんの活動」を知ることから始めてみてください。
見に行って、主催者と思われる関係者や、参加者に、ちょっと話を聞いてみるだけでも、「顔見知り」にはなれるはずです。
むしろこれは地方の特性を生かせる関係かもしれません。
都市部であっても、わざわざ連絡を寄こす人を相手に邪険にする人は限られているはずです。
ましてや「会」「活動」などについてたずねてくる相手に、そうそう失礼な対応はしないものです。
また、少なくとも、今も頑張って営業を続けている「お店」「会社」があるはずです。
そういうところが知恵を絞って「セール」や「イベント」をしていないか、探してみてください。
行事ができずに困っている「会」がどうなっているのか、そこを調べてみてくださいね。
「まちネタ」発信者になる
コロナもあって、今は、ネットを活用しないと活動ができない以上、思い切って、ブログを開設することをおすすめします。
ブログでまちネタを発信するのです。
まちネタとは、あなたの選挙区内の情報のことです。
「ブログに書いてよろしいでしょうか。お話聞かせてください。」と声をかけてみるのです。
まちネタ 例
・イベントや祭りの、案内告知、行ってきたレポート
・発表会や展示会、ボランティアなどの活動
・町内会などの取り組み、話題
・文化財、名所旧跡、神社仏閣、紹介
・施設紹介 利用条件や、日ごろの様子、開催予定行事など
・新店舗、新商品などのお知らせ
・交通安全情報や、不審者情報
ネタは尽きることはありません。
選挙区を知ることは、政治家をめざす人にとって一石二鳥、いえ、それ以上になるはずです。
「有権者のみなさんの活動」をみつけて、それを記事にするのです。
文化財、名所旧跡、神社仏閣などは、関係者が一人見つかれば、記事にできます。
新店舗、新商品などのお知らせを発信できれば、歓迎されるでしょう。
ブログ記事作成のアクションプラン
手順はこうです。
条件:ブログを開設しておく、名刺を用意しておく
必要な物:名刺、カメラ(スマホで十分)
訪問先:町のケーキ屋さん
取材テーマ:春の新商品、大人のイチゴケーキ
イメージ:「こんにちは、私、川栄りなと申します。地元を紹介するブログを運営しています。是非、こちらの新商品をご紹介させていただけないでしょうか。」
タイトル:ケーキ屋みによん、春の新作イチゴケーキ
写真:商品、店内様子、外観
本文:地元で美味しいと評判のケーキ屋さん。この春は、大人のイチゴケーキが新登場しましたよ。甘酸っぱいイチゴに、洋酒のきいたクリームが最高です。
基本情報:所在地、電話番号、マップ、営業時間など
★留意点
お店に足を運び、店主らと会話し、顔見知りになり、ほんのささいな事でもプラスの関係を築けるように努めてくださいね。
ブログ作成が目的ではないので、作成に時間をかけすぎないようにしましょう。
もちろん時間の許す限り、よい記事づくりに心がけてください。
ただあくまで議員活動で結果を出すことが、議員を目指す人の使命です。
ブログを書いたら、もう一度会いに行ってお礼とご報告を
と、記事をプリントしたものをお店に置いていただく。このプリントは、ブログ記事だけでなく、アピールしたい名前、顔写真などを含めて構成しておくとよいですね。
※ 印刷物をお渡しするのは選挙告示前に限ります。
思いのほか喜んでいただくことが多かったです。
田舎町では、「議員の妻」はすぐに顔が知られてしまいますので、候補者でなくても、地域に関わっていく事は可能です。
そう考えると、議員を目指す本人はもちろん、家族も協力できそうですね。
例「この度の選挙に立候補しました。ご挨拶にうかがいました」
[adcode] 駅でさえ、日中は人がまばらにしかいないような地方で、都市型選挙はできません。 演説を聞いてくださる通行人もいなければ、ビラを配れるような街角もないのです。 世の中の選挙に関する情報は、都市型選挙に偏っているよ[…]
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